16列 MDCT
当院では16列マルチスライス CTを導入しています。
16列CTでは、1回転で最大16スライスの画像を撮影することができ、短時間で臓器を撮影し、瞬時に高精度、高密度な画像を提供することができます。
当院機器の特徴
・0.5㎜スライス厚の薄い検出器
0.5mmという極薄スライスにてデータを収集するため、極めて高精細な画像を表示することができます。
もちろん、鮮明な3D画像の作成も可能で、患者様にも分かりやすい画像を提供することができます。
・撮影時間の短縮
16スライスを一度に撮影することにより撮影時間が大幅に短縮し、息を止めることが難しい患者様でも安心して検査ができます。
・被ばく量の減少
被ばくを低減する機能(Real-EC)が搭載されています。
Real-ECシステムが、それぞれの患者様の体格や撮影部位に合わせて、必要最低限の放射線しか出さないように、自動的に計算し、回転ごとにX線量をコントロールしています。
・全身撮影が痛みを伴わず可能
頭部、頸部は勿論のこと、冠動脈、大動脈などの循環器領域、また胃、腸などの消化管や肝臓、胆のう、膵臓などの各臓器、腰椎、頚椎などの骨など全身が撮影可能です。
また、撮影自体は寝台に横になって頂くだけですので、痛みを伴うことはありません。
・大腸CT検査が可能
大腸CT検査は、肛門から空気を注入し、大腸を拡張させ、CT装置で撮影する検査法です。
- 短時間で検査ができる。
- 大腸内視鏡検査や大腸バリウム検査と比べ苦痛が少ない。
- 腹部全体を撮影するため大腸以外の情報も把握できる。
- 大腸の形や他臓器との位置関係が把握できる。
など、多くの特徴があります。
CT3D画像例
下肢動脈 |
股関節 |
大腸 |